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2020 年度 実施状況報告書

ゲーミフィケーションの技法を用いた知財活用型融資の円滑化スキームの構築

研究課題

研究課題/領域番号 17K03919
研究機関秋田大学

研究代表者

伊藤 慎一  秋田大学, 産学連携推進機構, 准教授 (60612489)

研究分担者 臼木 智昭  秋田大学, 教育文化学部, 准教授 (70804459)
嶋崎 善章  秋田県立大学, システム科学技術学部, 准教授 (40454772)
柴田 傑  室蘭工業大学, 大学院工学研究科, 助教 (90649550)
小野 浩幸  山形大学, 大学院理工学研究科, 教授 (20312754)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2022-03-31
キーワード知的財産 / 知財経営 / リレーションシップバンキング / マーケティング
研究実績の概要

本研究の目標は、中小企業が所有する知的財産権(特許、実用新案、意匠、商標)を金融機関の融資材料判断として定量的に評価できる知財価値評価スキームの構築である。知的財産権は経営戦略上重要な説明変数であり、新技術動向・成長方針など多くの情報的価値を持つ。反面知的財産権はそれ自体が資産を説明するものではないため、定量化が難しく非財務情報融資活用時、中小企業と地域金融機関の間で情報の非対称性が起きやすい。そこで、本問題を解決すべく研究を行っている。
令和2年度は令和元年度に行った「企業が持つ評価して欲しい知財情報」のグループ化を元に重み付けを行ったものを統計的に処理し、企業の知的財産力を一つの評価軸で表すための総合力の数値で可視化するための分析を行い、実際の地域企業20社に当てはめて数値化するという作業を行った。その手法でえられた数値について地域金融機関へのインタビューを行い、重み付けの見直しや計算手法の変更方針について決定した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

新型コロナウィルスの影響によって、地域金融機関へのインタビュー時の評価尺度や融資に関して評価したい項目が少し変化があったため、新しい説明変数の組み込みを計画せざるをえず、さらなる調整を行っている。

今後の研究の推進方策

現在取り上げてきた評価すべき知財項目について新型コロナウィルスのリスクに伴うさらなる説明変数の追加を行い、評価項目の完成を行う。これをDB化し、知的財産を活用した非財務情報活用融資における新しい解釈法について、地域金融機関複数社にインタビューを行い、評価手法として確立する。

次年度使用額が生じた理由

新型コロナウィルスの影響にてデータベース作成等の研究が実行できなかったため令和3年度に行う事とした。従って経費について繰り越しを行い令和3年度にデータベースの作成並びにインターンビューを行う予定である。

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公開日: 2021-12-27  

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