研究課題/領域番号 |
17K03975
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研究機関 | 星城大学 |
研究代表者 |
西村 知晃 星城大学, 経営学部, 講師 (60736742)
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研究分担者 |
江夏 幾多郎 名古屋大学, 経済学研究科, 准教授 (00508525)
初見 康行 多摩大学, 経営情報学部, 准教授 (50737286)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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キーワード | 経営理念 / 共有 / 従業員の知覚 |
研究実績の概要 |
本年度は、昨年末に前倒し実施した「インタビュー調査・事例分析」の結果を用いて、アンケート調査による定量的分析を行った。 具体的には、「インタビュー調査・事例分析」から抽出された経営理念共有に関する仮説群とともに、組織の経営理念共有施策実施状況に関する従業員知覚の変数群、従業員自身の経営理念共有に関する行為・態度の変数群を、アンケートに投入したものである。 アンケート調査は、2018年10月17日から10月26日の間に,GMOリサーチ株式会社に依頼し,全国の企業ではたらく総合職社員を対象に行った。取得され精査されたデータ数は,2,906名分である。 その後、本データを統計的に分析し、各変数群の関係性探索と仮説検証を行っている。また、分析内容の記述も実施過程にある。 この分析内容を、2019年度は学会報告、論文投稿につなげていく予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
1: 当初の計画以上に進展している
理由
当初は2018年度に予定していたインタビュー調査・事例分析が、リサーチサイトとの関係良化によって2017年度に実施できた。その分、この定性的分析の結果を、定量調査にいち早く展開することができた。 よって、2019年度に実施予定であった定量調査も、2018年度に前倒し実施することできた。 ついては、定量的分析の結果も可能な限り前倒しで抽出し、学会報告・論文投稿へのいち早い着手につなげていきたい。
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今後の研究の推進方策 |
上述のとおり、定性調査・定量調査ともにデータが収集でき、既に分析に移行していることから、その結果抽出に尽力し、学会報告・論文投稿につなげていきたい。
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次年度使用額が生じた理由 |
2018年度は、定量的データの取得とその分析が中心となったため、物品費や旅費を使用する頻度・額も少なく、次年度繰り越しの金額が生じた。
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