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2018 年度 実施状況報告書

エピソード・ブランディングの概念整理とグローバル展開へ向けての方法論の基礎研究

研究課題

研究課題/領域番号 17K04004
研究機関中央大学

研究代表者

三浦 俊彦  中央大学, 商学部, 教授 (60190592)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
キーワードグローバル・ブランド / エピソード記憶
研究実績の概要

研究課題(エピソード・ブランディングの概念整理とグローバル展開へ向けての方法論の基礎研究)を解明するために、2年目(2018年度)は、理論研究(文献研究)と実証研究(企業インタビュー調査)を行い、成果の一部をAMA(アメリカ・マーケティング学会)で発表した。
理論研究については、さらに多くの文献渉猟も加えて、その成果を一つの論文としてまとめた(三浦俊彦著、「エピソード・ブランディングにおける自己/他者エピソード -概念の理論的検討とインターネット調査分析-」、『商学論纂』、第60巻、第5・6号、中央大学商学研究会、pp.197-219、2019年3月)。
実証研究については、2018年8月に、ボストン(米国)にて、HORL(日系のヘルスケア技術に関する企業)に対し、エピソードに関わるブランド戦略についてインタビュー調査を行った。
理論研究・実証研究の2年目における一つのまとめとして、2019年8j/10(金)の2018 AMA Summer Academic Conference(於:ボストン)にて、"Conceptualization of Episodic Branding - A Quantitative Research to Identify Owned Episodes and Given Episodes-"、というタイトルで発表した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

先行研究のレビュー・検討はある程度できている。
初年度収集したデータを、本年度(2年目)のさらなる理論的考察も踏まえて、新たな分析を行った。
実証研究については、初年度の2社に加えて、さらに1社、企業インタヒュー調査を行って、かなり実態がつかめてきた。
以上から、2年目の達成度としては、おおむね順調に進展していると考える。

今後の研究の推進方策

今後は、理論研究については、先行研究(消費者行動、心理学、社会心理学、文化人類学、マーケティングなど)のレビューを続けるとともに、独自の理論的切り口の開発を続ける。実証研究については、これまでのインターネット調査およびインタビュー調査の基礎の上に、最終段階として、(今後つづける理論研究の成果としての)新たな仮説群による2回目の調査を行うと共に、企業インタビュー調査をさらに多くの企業に対して進める。

次年度使用額が生じた理由

理由は、旅費が予想より安価に実施できたため。
使用計画としては、3年目(2019年度)は、繰り越された予算額も適切に使用して、消費者調査および企業インタビュー調査の実施を計画している。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2019 2018

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (1件) (うち国際学会 1件)

  • [雑誌論文] エピソード・ブランディングにおける自己/他者エピソード -概念の理論的検討とインターネット調査分析-2019

    • 著者名/発表者名
      三浦俊彦・江戸克栄・落原大治
    • 雑誌名

      商学論纂

      巻: 60 ページ: 197-219

  • [学会発表] Conceptualization of Episodic Branding -A Quantitative Research to Identify Owned Episodes and Given Episodes2018

    • 著者名/発表者名
      Katsue EDO, Toshihiko, MIURA and Hiroharu OCHIHARA
    • 学会等名
      American Marketing Association
    • 国際学会

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公開日: 2019-12-27  

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