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2022 年度 実績報告書

複数業績指標に対する重み付けバイアスの発生要因に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 17K04039
研究機関埼玉大学

研究代表者

末松 栄一郎  埼玉大学, 人文社会科学研究科, 教授 (60276673)

研究分担者 日置 孝一  神戸大学, 経営学研究科, 経営学研究科研究員 (60509850) [辞退]
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2023-03-31
キーワード管理会計 / 認知 / 実験
研究実績の概要

本研究の研究目的は,複数の業績指標を用いた管理会計システムにおいて,マネジャーがどのようなバイアス(自身の判断で特定の指標に重みをおくこと)をもって指標を利用しているのかを明らかにすることである。研究目的に変更はない。
本研究では、シナリオ実験や、実験参加者の眼球の動きを測定するeye tracking deviceを使った実験を複数回実施してきた。それらの実験の結果、次の諸点が明らかとなった。1つは、実験参加者は業績指標ごとに焦点を合わせる時間が異なっていたこと、1つは、実験参加者は業績指標の特徴に応じて指標の重みづけが異なること、最後に、こうした焦点を合わせる時間の異なりや重みづけの異なりを生む要因の1つとして、実験参加者の認知特性がありうることであった。
最終年度である2022年度には、これまでの研究から今後の研究課題として、個人の認知特性の違いに注目した管理会計研究が必要であることを『社会科学論集』で指摘した。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2023

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] 管理会計分野の残された研究課題-会計情報の認知負荷とマネジャーの認知特性に注目して―2023

    • 著者名/発表者名
      末松栄一郎
    • 雑誌名

      社会科学論集

      巻: 第168・169合併号 ページ: 43-50

    • 査読あり

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公開日: 2023-12-25  

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