経理や人事などの間接業務を企業グループ内で集約するSSC(Shared Services Center)が日本企業で設立され始めてから20年以上が経過し、定型的な業務の集約化と効率化に加えて戦略支援業務まで取り込んだSSCも多い。このような変化を分析するために、東証プライム市場に上場している国内会社1,838社に対してアンケート調査を行い229社から回答を得た(回収率12.5%)。さらに、企業グループの部分最適と全体最適は必ずしも両者が一致しないことや、財務会計の理解が必要であることを指摘した。研究期間全体で複数社に対して訪問調査を実施し、論文24本、書籍3冊、学会報告4回という成果を得た。
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