| 研究課題/領域番号 |
17K04076
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| 研究機関 | 昭和女子大学 |
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研究代表者 |
井出 健治郎 (井出健二郎) 昭和女子大学, グローバルビジネス学部, 教授 (70267425)
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| 研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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| キーワード | 診療報酬 / 介護報酬 / 障害サービス報酬 / 医療経済実態調査 / 介護経営実態調査 / 障がいサービス事業経営実態調査 |
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| 研究実績の概要 |
まずは、2020年度同様新型コロナウイルス感染症にかかわる要因により、最終年度として仕上げるべき作業そして報告などが未達の状況となり、残念に思うとともに、対応対処の面で不本意であったことをご報告いたします。ただし、その状況下においても調査研究は継続されており、以下にかかげる作業について達成されたことを記述いたします。
一つには、報酬の改定にかかわり、行政からの調査や報告に対して項目が重複しているものの洗い出しをいたしました。確認した調査票は120件であり、重複率で最も高いものは60パーセントとなっていました。また、調査客体からの報告については紙媒体の手続きが見受けられ、重複するものと同時に事務の負担軽減を促進するうえで課題となっていることも確認しました。さらには、その客体は、主として医療機関・介護サービス事業者・障害者施設など、市区町村そして都道府県などの3類型の下で確認しました。
また、診療報酬、介護報酬そして障害サービス報酬の3報酬の改定にかかわる議論が該当する審議会等で継続して開催されており、それらの情報について逐次確認をしております。とりわけ、改定後の効果検証する調査事業報告書などについては結果のみならずプロセスについても理解できています。それらの情報については厚生労働省のHPを中心として、議事録など審議過程においても把握するなど関係者との直接的な接触はありませんでしたが、効率的に収集できております。よって、経費は特段使用することがなく、最終年度として位置付けている2022年度で必要額を消費するつもりであります。
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| 現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
明らかに、2020年度、2021年度と同様の新型コロナウイルス感染症にかかわり、本来実行するべき活動が停滞としているからであります。一定程度の予測が可能であったことは反省として受け止めたいと思います。しかしながら、コロナ感染症についてはその予想を上回る影響があったことを付記したいと思います。
また、本調査研究にご協力いただく団体等は、とりわけ感染症対策においてきわめてセンシティブなところが多く、先方の諸事情により調査研究を後送りせざるを得ない環境下にあったことも事実であります。
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| 今後の研究の推進方策 |
今後については、より一層新型コロナ感染症による研究活動疎外のリスクに気を配りながら、研究事業に区切りをつけたいと考えております。2022年度も研究概要に記したようにいくつかの研究達成にかかわる積み上げを行っています。効率的な調査が可能となりましたので、継続して行ってまいります。
また、最終年度との位置づけですので、本研究の最終的な成果物に対しての関係者との報告・連絡・相談を対面等で行い、それらをまとめたうえで、学会報告や発表など外部に問う作業をしてまいります。
必要な経費は消費いたしますが、節減の上効率的な運用に努める所存です。
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| 次年度使用額が生じた理由 |
新型コロナ感染症の影響に伴い、研究活動において、基本的にはオープンデータからさまざまな調査報告にかかわる資料を利活用したことにより経費を要しなかったからであります。また、研究協力団体がコロナ感染症対策において、きわめて敏感であり、旅費等の経費を使用しなかったことなどが原因です。
2022年度はコロナ感染症に伴う研究上のリスクを念頭に入れて、必要な旅費の使用、協力団体に関しての謝金そして最終的な成果を達成するための必要な諸経費を計上いたします。
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