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2021 年度 実績報告書

大卒新卒採用における最適な時期と選考方法・評価基準の開発に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 17K04133
研究機関京都大学

研究代表者

松尾 寛子  京都大学, 学生総合支援センター, 特定准教授 (10760374)

研究分担者 太郎丸 博  京都大学, 文学研究科, 教授 (60273570)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2022-03-31
キーワード就職活動 / アフターコロナ / 雇用・労働 / キャリア
研究実績の概要

2019年末に端を発した新型コロナウイルス感染症の拡大によりこれまで対面で実施されてきた説明会や面接選考のほとんどがオンライン化され、採用側、学生ともに意識や動きの変化があった。日本の大卒新卒採用・就職の現状を把握し、今後の在り方を検討するための基礎的な知見を提供することを目的とする本研究において、採用・就職活動のオンライン化による影響を把握することは重要である。そのため、コロナ前とコロナ後での就職活動の違いを把握する項目を含んだアンケートとインタビューを実施し、回答を分析することで以下のことを明らかにした。(1)インターンシップ、なかでもオンライン形式のインターンシップが採用・就職活動に組み込まれ、一部では選考ステップとして機能している(2)就職活動を経験した学生はオンライン説明会・面接選考を時間的、経済的、肉体的負担の少ない形式として歓迎している(3)学生にとってオンライン化の唯一と言ってよい負の側面は実際の職場や会社の雰囲気が把握できないことであり、選考の終盤で実際の職場や会社を見学する機会がほしい、という要望が聞かれた。
アフターコロナにおいても大卒新卒採用・就職活動の大きな枠組みが一気に変化することは考えられないが、説明会や選考のオンライン化は学生への負担のない採用・就職活動の在り方として継続していくことを前向きに検討すべきである。一方で、オンライン説明会やオンライン面接で選抜した学生(新入社員)が期待通りの人材であったのか、対面選考で採用した人材と差があるのかなどは採用側である企業への調査が必要である。最終年度は、オンライン学内合同企業説明会に参加した企業へのアンケート調査を通して、オンライン合同企業説明会への参加に対する満足度は開催日程や期待していた来場者数に影響を受けることを明らかにした。企業等への調査は本研究の継続課題として今後も取り組んでいきたい。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2021

すべて 雑誌論文 (1件) (うちオープンアクセス 1件)

  • [雑誌論文] 出展者から高い評価を得る オンライン学内合同企 業説明会の運営と今後の展望2021

    • 著者名/発表者名
      松尾寛子
    • 雑誌名

      京都大学学生総合支援センター紀要

      巻: 50 ページ: 15-33

    • オープンアクセス

URL: 

公開日: 2022-12-28  

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