現代生活において、国境を越えて配信される「映像」のもたらすインパクトはますます大きなものになりつつある。本研究は、「映像」を方法・対象・実践として扱う「映像社会学」の課題をより一層進展させ、既存の映像アーカイブ群を完成・活用し、ネットワーク利用を飛躍的に展開し、国際的な発信を目指した。本研究において展開される映像社会学の実践は、従来の質的社会学の主題と研究実践とを大きく発展させる決定的な契機となるであろう。 従来別個に展開されてきたテレビ番組研究とテレビCM研究の連携・融合こそ不可欠であり、本研究はテレビ番組とテレビCMを統合し探求する初のアーカイブ研究として展開された。
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