研究課題/領域番号 |
17K04155
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研究機関 | 専修大学 |
研究代表者 |
嶋根 克己 専修大学, 人間科学部, 教授 (20235633)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | 死の社会学 / 葬儀 / 脱共同体化 / ライフエンディング / evolutional thanatology / 国際比較 |
研究実績の概要 |
日本の葬儀の近代化は、葬儀からの地域共同体の撤退、職場共同体・親族の撤退という段階を経て、家族の撤退という段階へと進行しつつある。葬儀の脱共同体化現象を、日本を含むいくつかの社会における質的・量的な調査によって明らかにしていくことが本研究の目的である。本研究において特に注力しているのはInternational Consortium for SWB Studiesが実施したアジア7カ国における量的調査と実施者が行った質的調査研究を組み合わせた研究成果についての国際的な情報発信と共同研究の促進である。 こうした研究成果をもとにConference of International Consortium for Social Well-being Studies(2017,2018)、XIX ISA World Congress of Sociology(2018), APSA Conference 2018などの国際学会での報告を行うとともに、"Cac van de ve tang le hien dai hoa: So sánh doi chieu Viet Nam va Nhat Ban"(アクセントを除いたベトナム語表記)(2018)、「少子化進程中葬礼的変化趨勢」(2018)、Social bonds with the dead: how funerals transformed in the twentieth and twenty-first centuries(2018)など外国語による研究発表を行ってきた。特に最後はPhilosophical Transactions of the Royal Society Bという国際的な査読雑誌に掲載された。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
2019年末に発生した新型コロナウィルス拡大のため海外出張が不可能となり、最終年度の補充調査ならびに海外での研究報告ができなかった。
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今後の研究の推進方策 |
2019年末に発生した新型コロナウィルスの流行により、海外出張が不可能になった。今年度の流行が収まれば海外での研究報告旅費として使用する。海外出張が不可能な場合には国内出張費に充当する予定である。
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次年度使用額が生じた理由 |
年度末に発生した新型コロナウィルスの流行により、海外出張が不可能になった。今年度の流行が収まれば海外補充調査費用として使用する。海外出張が不可能な場合には国内出張費に充当する予定である。
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