| 研究課題/領域番号 |
17K04196
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| 研究機関 | 千葉大学 |
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研究代表者 |
佐々木 綾子 千葉大学, 大学院国際学術研究院, 准教授 (20720030)
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| 研究分担者 |
大野 聖良 神戸大学, 国際文化学研究科, 日本学術振興会特別研究員(RPD) (20725915)
島崎 裕子 早稲田大学, 社会科学総合学術院, 准教授(任期付) (90570086)
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| 研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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| キーワード | 国際福祉 / 人身売買/取引 / 支援活動 / 市民活動ネットワーク |
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| 研究実績の概要 |
本研究は、国際移動した人々が自由を奪われ搾取されるといった問題に直面した際、その解決のための市民活動を担ってきた人々に焦点をあて、それらの活動が日本の市民活動にもたらした意義とその変遷を明らかにすることを目的としている。
本年度は、最終年度にあたるために、分担研究者と研究内容をより深化する為の議論を重ねることを目的とし、本研究期間におこなってきた聞き取り調査結果の分析などに関して研究会を3回実施した。さらに各分担研究者の専門分野に関連する視点から研究内容を発展させた。一方で、他研究者らとの交流をはかり、研究内容を熟考するため他科研の研究会（代表：小ヶ谷千穂，「移住者支援の国際社会学～日比の支援者のライフストーリー分析から」，基盤研究B，2020年度～2022年度）で発表を行い、フィードバックを得た。
上記に加え、本年度は、研究期間内に遂行してきた内容を精査していく過程において明らかとなった研究視点などを再度確認し、市民活動を行ってきた人びとへの聞き取り調査も継続した。当該調査は、日本における「人身売買/取引」問題に初期の頃から取り組み、市民活動の中心的立場にいたJNATIP（人身売買禁止ネットワーク Japan Network against Trafficking in Persons）のコアメンバーとして活動を担っていた人たちに着眼し、活動における社会環境の在り様、支援形態の変遷、官民連携の背景などに関して焦点をあてて実施した。
本研究を通じて遂行された調査結果および考察された多様な視点をもとに「人身売買/取引問題への取り組み方の変遷」が明らかとなった。これらの研究成果を生かし、現在は社会運動論をもとに分析し、論文を執筆中であり、研究成果を発表する予定である。
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