研究課題
基盤研究(C)
これまでの福祉ないし福祉政策は、経済社会の一定以上の「拡大・成長」を前提としてきたが、今後は「ポスト成長時代の福祉」を構想していく必要がある。本研究ではこうしたテーマを、「幸福」や「地域」、「経済」との関わりを含め、(1)政策・地域レベル、(2)経済主体レベル、(3)理念・社会構想レベルの3つの次元にそくして探究した。成果の一端は単著『人口減少社会のデザイン』(東洋経済新報社)として公刊した。
公共政策
高度成長期とは大きく異なる人口減少時代における福祉のあり方は現在の日本において最重要課題の一つであり、そうしたテーマについて、幸福やローカルな地域、経済との関連も含めながら実証的な分析を行い、かつ取られるべき政策の提言やビジョンの提示を行った本研究は、学術的にも社会的にも大きな意義をもつものと考えられる。