研究課題/領域番号 |
17K04211
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研究機関 | 岩手県立大学 |
研究代表者 |
小澤 昭彦 岩手県立大学, 社会福祉学部, 教授 (20584155)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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キーワード | 障害者雇用 / 合理的配慮 |
研究実績の概要 |
本研究で作成する「障害者雇用における合理的配慮測定尺度(RA尺度)」を構成する質問項目の収集するため、文献レビューを行っている。具体的には、障害者雇用における障害者に対する合理的配慮に関する研究動向について、国外の文献を取り上げて文献レビューを進めている。本研究の対象論文は、データベース(Academic Search Elite、Health Source : Nursing/Academic Edition、Psychology and Behavioral Sciences Collection、CINAHL、ERIC、PsycARTICLES、PsycINFO、Library, Information Science & Technology Abstracts)を用いて検索された論文である。検索で使用されたキーワードは、「reasonable accommodation」および「employment of people with disabilities」とし、これらが概要に含まれ、かつ発行年が2017年までを条件とした。これらの条件で検索された論文数は26編であった。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
遅れている理由は、所属研究機関において、今年度から複数の新たな業務の責任者となり、それらの業務の優先順位が本研究よりも高く、かつ、当該業務の連絡調整に多くの時間が割かれるためである。
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今後の研究の推進方策 |
30年度と31年度の研究の推進方策は次のとおりである。 30年度は、本研究において作成予定の「障害者雇用における合理的配慮測定尺度(RA 尺度)」の質問項目を収集したうえで、内容妥当性の検討を行い、全業種の事業主を対象に予備調査、本調査および再調査を実施する。 31年度は、30年度に作成したRA尺度と、(成人用一般的)Locus of Control 尺度(鎌原・樋口・清水, 1982)を全業種の事業にしに実施する。また、31年度は本研究の最終年度であることから、本研究を投稿論文としてまとめる。 以上、当初の研究計画から省略するプロセスは特にない。
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次年度使用額が生じた理由 |
次年度使用額が生じた理由は、29年度に実施予定であった予備調査が、業務多忙により実施できなかたっためである。今後は、当該業務に次第に習熟することで、本研究に関わる時間を捻出できることが予想されるため、研究計画より遅れながらも、30年度は使用計画どおりの執行が可能と予想される。
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