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2019 年度 実施状況報告書

障害者雇用における障害者に対する合理的配慮提供モデルの構築

研究課題

研究課題/領域番号 17K04211
研究機関岩手県立大学

研究代表者

小澤 昭彦  岩手県立大学, 社会福祉学部, 教授 (20584155)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2021-03-31
キーワード合理的配慮 / 障害 / 精神障害 / 追試
研究実績の概要

Telwatte, Anglim, Wynton, and Moulding (2017) (2017)は、配慮の意思決定プロセスについてのマルチレベルモデルを提案かつ分析し、これを適用して、精神障害者が配慮を得る上でより大きな困難を経験する理由についてより良い理解を図った。
本研究は、Telwatte et al. (2017)による、精神障害の有無を基準にした、障害のある従業員に対する合理的配慮の意思決定プロセスのモデルが、わが国でも適用できるかについて検討するため、Telwatte et al. (2017)が使用した質問紙の日本語版(予備調査用)を作成した。具体的には、①合理的配慮の提供が想定される12場面のエピソード、②障害者法に関する知識調査、③障害者に対する態度に関する質問紙を、日本語を母国語とする翻訳者1名が英語から日本語に翻訳し、バイリンガルチェッカーがその翻訳をチェックした後、筆者がその翻訳をチェックした。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

所属機関内での責任者の業務が多く、授業の負担が変わらない中、研究に費やす時間が捻出しにくい状況であるため。

今後の研究の推進方策

今後は予備調査のため、同質問紙の日本語版(予備調査用)を全業種の事業主に実施し、その結果を基に、筆者ともう1名の研究者により質問紙の日本語版(予備調査用)の内容妥当性をチェックした後、本調査を実施する予定である。本研究の成果は、精神障害者を含む障害者が職場で配慮を得るうえでの支援者にとって必要な視点の提供に役立つものと考えられる。

次年度使用額が生じた理由

計画通りに研究が進まなかったため、次年度使用額が生じた。なお、次年度に、企業を対象とした郵送による質問紙の予備調査、本調査を実施予定であり、それらに次年度使用額と次年度分として請求した助成金を使用する計画である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2019

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 精神障害者雇用の態度尺度改訂短縮版の開発2019

    • 著者名/発表者名
      小澤昭彦
    • 学会等名
      日本精神障害者リハビリテーション学会第27回大阪大会

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公開日: 2021-01-27  

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