研究実績の概要 |
Telwatte, Anglim, Wynton, and Moulding (2017) (2017)は、配慮の意思決定プロセスについてのマルチレベルモデルを提案かつ分析し、これを適用して、精神障害者が配慮を得る上でより大きな困難を経験する理由についてより良い理解を図った。 本研究は、Telwatte et al. (2017)による、精神障害の有無を基準にした、障害のある従業員に対する合理的配慮の意思決定プロセスのモデルが、わが国でも適用できるかについて検討するため、Telwatte et al. (2017)が使用した質問紙の日本語版(予備調査用)を作成した。具体的には、①合理的配慮の提供が想定される12場面のエピソード、②障害者法に関する知識調査、③障害者に対する態度に関する質問紙を、日本語を母国語とする翻訳者1名が英語から日本語に翻訳し、バイリンガルチェッカーがその翻訳をチェックした後、筆者がその翻訳をチェックした。
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