ACT for Youthにおける若者参加型評価、フィンランドの対話実践、家族会の参加型評価などの実践から、参加型評価アプローチが若者支援に有効であるかについて、多くの示唆を得ることができた。大人が若者を理解しようとするのではなく、若者を信頼して若者を評価の主体者として位置付けるという姿勢の重要さを理解することができた。また、参加型評価のベースとなっている対話は、お互いの声を尊重しあうということで成立するものであり、いかにして安心の場を設定できるかが鍵である。今後は、評価プロセスに若者が主体的に参加できる取組みを実施し、評価プロセスに参加したことによる変容を分析し効果検証を行いたい。
|