研究課題/領域番号 |
17K04272
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会福祉学
|
研究機関 | 関西大学 (2020-2021) 長崎国際大学 (2018-2019) 椙山女学園大学 (2017) |
研究代表者 |
種橋 征子 関西大学, 人間健康学部, 准教授 (00760729)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
|
キーワード | 経営理念 / 理念浸透 / 地域密着型サービス事業所 / 特別養護老人ホーム / 介護職員 / リーダークラス職員 / 管理者 / 施設長 |
研究成果の概要 |
高齢者介護施設における理念浸透の実態と理念浸透及び理念実現の阻害要因、促進要因を明らかにするために、地域密着型サービス事業所と特別養護老人ホームの職員(管理者、リーダークラス職員、一般介護職員)に対し、インタビュー調査を行った。 その結果、理念浸透の促進要因として、理念を体現し、尊敬できる上司の存在が明らかになった。また、地域密着型サービス事業でも、特別養護老人ホームでも、理念浸透方法として職員間で理念を議論する機会が乏しいことが明らかになった。
|
自由記述の分野 |
社会福祉学
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、高齢者介護施設における理念浸透の実態と理念浸透の阻害要因及び促進要因を明らかにするために、経営理念を軸に運営を行っている社会福祉法人の地域密着型サービス事業所と特別養護老人ホーム職員を対象にインタビュー調査を実施した。その結果からは、職員は理念を実現する法人及び事業所に対する信頼と誇りが得られ、貢献意欲を高めていること、理念浸透の促進要因として理念を実践する上司の姿が明らかになった。これらの結果は、今後、高齢者介護施設において離職を防ぎ、サービスの質を向上させるための法人及び事業所運営に一つの手がかりを与えるものである。
|