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2023 年度 研究成果報告書

行動プライミングの進化的アプローチからの再検討

研究課題

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研究課題/領域番号 17K04317
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 社会心理学
研究機関東京都立大学

研究代表者

沼崎 誠  東京都立大学, 人文科学研究科, 教授 (10228273)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2024-03-31
キーワード社会系心理学 / 行動の自動性 / 進化心理学 / プライミング効果 / 異性愛 / 攻撃行動
研究成果の概要

プライムが環境情報の手がかりとして機能する行動プライミング研究を再検討した.異性愛プライムが認知や行動に及ぼす影響,外見に注目させるプライムが性役割的偏見とジェンダー関連自己ステレオタイプ化に及ぼす影響,環境の危険性を示唆するプライムが攻撃行動に及ぼす影響を,複数の実験をおこない検討した.一連の研究から,行動プライミング現象が存在することだけでなく,ある種の行動プライミング現象は,プライムが環境に関する情報の手がかりとして機能し,各個人にとって適切な行動の準備状態を形成し、行動が起こりやすくなることで説明できると主張するアフォーダンスモデルが有効であることも示された.

自由記述の分野

社会心理学

研究成果の学術的意義や社会的意義

先行する概念や社会的カテゴリーの情報処理が行動を変化させるという行動プライミグ現象について詳細に再検討をおこなった.進化アプローチの基本動機理論に基づく複数の実証研究から,先行する概念や社会的カテゴリーの情報処理が,環境に関する情報として機能する場合には,各個人にとって適切な行動の準備状態が形成され,その環境に適切な行動が起こりやすくなることが示された.

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公開日: 2025-01-30  

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