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2018 年度 実施状況報告書

アクティブ・ラーニングによる深い学びを促進する評価指標の開発

研究課題

研究課題/領域番号 17K04339
研究機関宮城教育大学

研究代表者

平 真木夫  宮城教育大学, 大学院教育学研究科高度教職実践専攻, 教授 (50312690)

研究分担者 田幡 憲一  宮城教育大学, 大学院教育学研究科高度教職実践専攻, 教授 (00236720)
安藤 明伸  宮城教育大学, 教育学部, 准教授 (60344743)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2021-03-31
キーワード探求活動 / SSH指定校 / PBL
研究実績の概要

高等学校の学習指導要領が2018年度に改訂され,2022年度までが移行期間となっている。その改訂の中でもっとも特徴的な科目群が「探求」という名称の科目群である。例えば,「総合的な学習の時間」から「総合的な探究の時間」へと名称が変更されたが,この二つの科目にはどのような違いがあるのだろうか。
平成30年7月に告示された「総合的な探究の時間編」の解説によれば,「総合的な学習の時間は,課題を解決することで自己の生き方を考えていく学びであるのに対して,総合的な探究の時間は,自己の在り方生き方と一体的で不可分な課題を自ら発見し,解決していくような学びを展開していく」と違いが述べられている。
そして,探究の過程がより高度化されることが求められると記述されている。例えば,(1)探究において目的と解決の方法に矛盾がない(整合性),(2)探究において適切に資質・能力を活用している(効果性),(3)焦点化し深く掘り下げて探究している(鋭角性),(4)幅広い可能性を視野に入れながら探究している(広角性)といったことが求められている。これに更に(a)自分にとって関わりが深い課題になる(自己課題),(b)探究の過程を見通しつつ,自分の力で進められる(運用),(c)得られた知見を生かして社会に参画しようとする(社会参画)などの自律性も求められる。
このように高度化され,自律性が求められる「総合的な探究の時間」が実際にどのような学修に変化するか,SSH指定校と幾つかの一般校における課題研究の事例研究をとおして実態を把握し予測し,共通して問題となっている事柄を考察した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

研究協力校において研究を統括していた教諭が別の高校へ異動となったため調整が手間取ったため。

今後の研究の推進方策

探求活動を中心に教員の工夫のあり方を熟達化の視点で分析することを考えている。研究協力校を当初の2校から更に2校増やして4校にする予定である。

次年度使用額が生じた理由

前記の通り協力校において主たる担当者が異動したため調査に遅延が生じた。調査協力校を2校から4校へ増やして確実に調査ができるよう努力する。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2018

すべて 学会発表 (4件) (うち国際学会 1件)

  • [学会発表] Learning by searching: Three aspects of domain-specific knowledge2018

    • 著者名/発表者名
      Makio Taira
    • 学会等名
      International Conference on Education and Learning 2018
    • 国際学会
  • [学会発表] 学校と日常における深い理解体験の比較2018

    • 著者名/発表者名
      平真木夫
    • 学会等名
      日本教授学習心理学会第14回
  • [学会発表] 中学生の運動に関する語彙獲得にみる課題と,巧緻性を高める具体的な工夫-身体知とメタ認知-2018

    • 著者名/発表者名
      草野有希・平真木夫
    • 学会等名
      日本教授学習心理学会第14回
  • [学会発表] 「からだ」育成の視点による小学校表現運動の批判的考察2018

    • 著者名/発表者名
      佐藤仁紀・平真木夫
    • 学会等名
      日本教授学習心理学会第14回

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公開日: 2019-12-27  

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