研究課題/領域番号 |
17K04348
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研究機関 | 信州大学 |
研究代表者 |
水口 崇 信州大学, 学術研究院教育学系, 准教授 (60412946)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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キーワード | 模倣 / 対面 / RT / Cue |
研究実績の概要 |
2020年度の実験に向けて、模倣やそれと関連する国内外の研究論文のレビューを行って、それらを研究論文として公表した。また、国内の学会(日本心理学会)において研究成果の発表を行った。 実験の成果を論文としてまとめて、国際誌に投稿した。 成人を対象とした実験も行った。大学生20名を対象に機材実験を行った。対面する実験者の動作を模倣するように求めた。モデルとなる動作の提示直前に、手掛かりとなったりならなかったりする視覚刺激を挿入した。その影響について検証した。 具体的には、実験者と参加者の目の前に、同じようにドットを布置したボードを設置した。このドットの布置に幾つかの条件を設けた。さらに、実験者の提示するモデルと対応する刺激、対応しない刺激、無関係の刺激といった条件も設定した。実験者がボードに手を伸ばして、それを参加者が模倣した。もう一人の実験者は、PCの前に座って、実験者が次に行う動作と提示する刺激をディスプレイによって指示した。ディスプレイは、実験者には見えるが、参加者には見えない場所に設定した。 現在、この実験の成果を論文としてまとめて、国際誌に投稿する準備を行っている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
1: 当初の計画以上に進展している
理由
ほぼ予定通り進んでいる。しかしながら、実験が終了した直後に、新型コロナウィルスの影響によって、分析等が進みにくくなった。欧米に論文を投稿する際に使用するスカラーワンという投稿システム上に、投稿先のジャーナルが、新型コロナウィルスの影響によって査読等を中断していないか、確認するように、と表示されるようになった。今回の成果の投稿は、円滑に進まない可能性がある。
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今後の研究の推進方策 |
投稿先は、欧米のジャーナルである。投稿先の国等の新型コロナウィルスの感染状況を注視する必要がある。また、本年度予定して実験は国内の感染の状況を踏まえて行う必要がある。
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次年度使用額が生じた理由 |
北米の学会、Association for Psychological Scienceにおいて研究成果を発表する予定であった。これが所属先の仕事等の都合によって不可能となった。これが主な理由である。
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