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2018 年度 実施状況報告書

共創的越境を可能にする学校インターンシップの実施体制モデルの構築

研究課題

研究課題/領域番号 17K04359
研究機関大分大学

研究代表者

森下 覚  大分大学, 教育学部, 准教授 (60595320)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2022-03-31
キーワード学校インターンシップ / 共創的越境
研究実績の概要

現在,団塊世代の教職員の大量退職に伴い,教員志望の学生に対して,教員として必要な資質能力を確実に身につけさせることが喫緊の課題として存在しており,その課題を解消する取り組みとして学校現場における体験活動「学校インターンシップ」の充実が求められている。本研究は,共創的越境(異なる立場・視点を持つ人達が,互いの異質性を尊重し,積極的に相互交流を行う交流のあり方)を可能にする学校インターンシップの実施体制モデルの構築を目的としている。
本研究は3つに分かれている。研究1は、全国の教員養成大学・学部の学校インターンシップの実施体制と課題の調査研究である。研究2は、共創的越境を可能にする学校インターンシップの実施体制モデルの構築に関する研究である。研究3は、共創的越境を可能にする学校インターンシップの実施体制モデルの効果検収の研究である。
平成30年度は、全国の教員養成大学・学部(小学校教諭一種免許状を取得することのできる大学:266大学・学部)を対象にして,「学校現場における体験的な教育活動」の実施体制についての調査を実施し,77校の大学・学部(国立25校,公立2校,私立50校)から回答が得られた。その結果,学校インターンシップを含んだ学校現場における体験的教育活動を「実施している」と回答した大学・学部が74校(国立25校,公立2校,私立47校),「実施していない」と回答した大学・学部が3校(私立3校)であった。実施していると回答した大学・学部では,学校現場における体験的な教育活動の成果を,主に「参加学生の学校現場に対する理解の深まり」や「参加学生の児童生徒に対する理解力の向上」として評価していた。一方,学校現場における体験的な教育活動の課題としては,主に「学生の活動時間の確保」と「参加学生の確保」が上げられていた。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

全国の教員養成大学・学部を対象にした質問紙の実施が予定通り実施でき,学校現場における体験的な教育活動の成果と課題の傾向が明らかになったため,概ね順調に進展していると判断した。

今後の研究の推進方策

2019年度以降は,全国の教員養成大学・学部の学校インターンシップの実施体制と課題の分析を進めていく。

次年度使用額が生じた理由

理由:2017年度実施予定であった調査が2018年度にスライドされたことにより,2019年度に調査で得られたデータ分析と,調査結果の公表を実施する予定になったため。

使用計画:調査で得られたデータ分析のための人件費および機器の整備,学校インターンシップの訪問調査,学会発表旅費等に使用する予定である。

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公開日: 2019-12-27  

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