研究課題/領域番号 |
17K04369
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育心理学
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研究機関 | 國學院大學 |
研究代表者 |
斉藤 こずゑ 國學院大學, 文学部, 教授 (70146736)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | 子どもの表象 / 子どもの権利 / 子どもの研究倫理 / 子どもとの協同 / 映像発達研究法 |
研究成果の概要 |
社会文化的観点から子どもの図像・映像媒体による子どもの表象記述条件を検出し理論的精緻化を行った。子どもの権利条約条項と子どもの研究倫理を相互規定的に関係づけた枠組みを検討し、子どもと協同する研究のモデル化によって倫理問題に配慮した映像発達研究法を構築した。子ども家庭庁構想によって国内の情報交流が際立った年となり、国連児童の権利研究機関でも新しい研究成果が出て、文献研究を推し進めることができた。
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自由記述の分野 |
発達心理学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
発達研究法としての映像データの検討自体が学術的意義をもつ。映像媒体による発達の記述は映像内容そのものを制約し現実との距離も質も変化させた。映像利用の多様性に配慮し、記述媒体としての動画・写真・描画という映像化選択肢のどれを選択するかという道具的妥当性に加え、子どもの権利、研究倫理の相互規定による倫理的妥当性の検討は、発達映像研究法の学術的意義にも増して今日の子ども政策に寄与する社会的意義が大きい。
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