研究課題/領域番号 |
17K04378
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研究機関 | 中京大学 |
研究代表者 |
小島 康生 中京大学, 心理学部, 教授 (40322169)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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キーワード | 自立 / 離れる / 近づく / 小学生 / 母親 / 日誌調査 / 生態学的視点 |
研究実績の概要 |
2013年から追跡を続けている約180の家庭,および2017年度より開始した幼稚園年長児,小1(2017年時点)の2つのコホート約20家庭に関して,これまで同様,(1)子どもを家に置いて親が外出する,(2)母子で外出し,外出先で母子が一時的に別行動をとる,(3)子どもが母親の同行なしに外出する,の3点について,連続5日間,記録を行ってもらった。データを収集したのは,2018年5月と12月の2回であった。 なお,2013年から追跡を行っている家庭のうち20家庭については,詳細な家族行動調査にも協力を依頼し,電話でのインタビュー調査,家庭訪問調査にも協力してもらった。こちらの調査には,アルバイト学生が従事した。 調査開始から6年以上が経過し,子どもが親と離れて過ごす時間は増え,その多様性も着実に広がっていることがわかってきた。特に小学校4年生以降は,塾に通う子どもが増えており,親の送迎なしに子どもだけで塾に通う子どもが増えていた。 20家庭の詳細データからは,家族の共行動が減り,家族内での離合集散の回数が増えていることが読み取れた。現在,本研究とは別の枠組みで収集している他地域でのデータとの比較検討も進めており,地域環境が子どもの自立に及ぼす影響についても,明らかになりつつある。 インタビューデータの分析に時間がかかっており,2019年度内に研究を終了することができなかったため,次年度(2020年度)に繰り越して,分析を行う予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
データの入力に時間がかかっている。また,インタビューデータの文字起こしや分析の作業が追い付かず,予定より遅れている。
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今後の研究の推進方策 |
集めたデータの入力を現在も行っているが,まだもう少し時間がかかりそうである。学生アルバイトなどを使って夏ごろまでには終えたい。また,インタビューデータの文字起こしもまだかなり残っている。業者に委託するなどして,早く終えたい。 分析結果の発表については,一部,学会誌への掲載が決まった。残ったデータについても,アウトプットに全力を注ぎたい。
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次年度使用額が生じた理由 |
データ入力が年度内に終わらなかったため,次年度,学生をアルバイトに雇用して,入力作業に従事してもらう。また,インタビューデータの文字起こしを業者に委託して行う。
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