研究課題/領域番号 |
17K04382
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育心理学
|
研究機関 | 京都ノートルダム女子大学 |
研究代表者 |
松島 るみ 京都ノートルダム女子大学, 現代人間学部, 教授 (40351291)
|
研究分担者 |
尾崎 仁美 京都ノートルダム女子大学, 現代人間学部, 教授 (10314345)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
|
キーワード | 高等教育 / 自律的学習態度 / 授業 / 学習学習 / 事後学習 / オンライン授業 |
研究成果の概要 |
本研究では,大学の講義型授業における事前学習・事後学習の積極的な活用に着目した。具体的には,講義型授業における,「事前学習→授業→事後学習」の授業サイクルについて検討し,その効果を検証することを目的とした。まず,授業前に「問い」を提示したり,予習活動を課すことにより学習方略が促進されるかどうかを検討し,さらに,事後学習(授業後の復習テスト)を取り入れることの効果について,学習者の個人差変数も加えて検討を行った。 この結果,授業前の問い提示や予習の事前学習に加えて,毎授業後に事後学習を組み合わせることにより,授業内での学習方略が促進されたり,授業への興味・関心が高まる可能性が示唆された。
|
自由記述の分野 |
教育心理学
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では,講義型授業におけるどの様な事前学習,事前学習を活かす授業および事後学習が,学習方略遂行や授業理解に影響するのか,といった提言を行うことにより,大学教育に貢献することが期待される。さらに,学習者の適性に応じた教育方法も明らかにするため,学習意欲が低い学生の対応や,自ら学ぶ力を身につけた学習者を育成することを課題としている大学関係者にとって,本研究の結果が有益な知見を示すことが出来ると考えられる
|