研究課題/領域番号 |
17K04395
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研究機関 | 新見公立大学 |
研究代表者 |
芝崎 美和 新見公立大学, 健康科学部, 准教授(移行) (00413542)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | 感情表出 / 文化的要因 / 向社会性 / 攻撃性 / 特性理解 |
研究実績の概要 |
本年度では、幼児の社会性についての保育者の理解と幼児の実際の行動との関連性の程度に、感情表出の困難さがいかに影響するかを検討する予定であった。社会性の中でも向社会性と攻撃性に焦点化し、向社会性についてはMills & Grusec(1989)の自己認知評定項目を基に伊藤(2004)が作成した認知評定項目を、攻撃性については森下(1985)の攻撃性尺度を採用した。感情表出困難群と統制群のそれぞれについて、遊び場面においてタイムサンプリング法を用いた観察研究を実施し、向社会的行動と攻撃行動の生起頻度を算出した。今後は、各行動の生起頻度と、保育者評定によって得られた向社会性得点、攻撃性得点との間に関連性がみられるか、さらに、関連性の程度に群による違いがみられるか否かについて詳細な分析を行う。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
新型コロナウィルス感染症の影響で、保育現場に出向くことができず、十分なデータ・情報収集を行うことができなかったため。
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今後の研究の推進方策 |
研究実施園の協力が得られる範囲において、情報収集を行い、研究を遂行していく。
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次年度使用額が生じた理由 |
新型コロナウイルス感染症の影響で、研究を遂行することができなかったため。保育現場でのデータ収集が可能になった時点から、研究を速やかに再開したい。
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