研究課題/領域番号 |
17K04420
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
臨床心理学
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研究機関 | 徳島大学 |
研究代表者 |
福森 崇貴 徳島大学, 大学院社会産業理工学研究部(社会総合科学域), 准教授 (50453402)
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研究分担者 |
浅井 真理子 日本医科大学, 医学部, 准教授 (50581790)
白井 由紀 京都大学, 医学研究科, 准教授 (30587382)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | 共感疲労 / がん医療 / 看護師 / 二次的トラウマティックストレス / 教育用資材 |
研究成果の概要 |
本研究は,がん医療に従事する看護師の共感疲労予防に焦点を当て行われた。まず,患者のがんにまつわる出来事およびそれに対する看護師の認知的反応と共感疲労との関連について量的検討を行った。分析対象者は,国内のがん診療連携拠点病院3施設にて勤務する看護師計536名であった。分析の結果,「患者に生じた出来事」および「看護師の認知的反応」に関するカテゴリーのうち,共感疲労に直接的または間接的に影響を与えるカテゴリーが特定された。次に,これらの知見を元に教育用ツールの作成を行った。これらの成果により,がん医療領域の看護師に対して,根拠に基づいた知見を提供できる体制が整えられたといえる。
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自由記述の分野 |
臨床心理学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまで,国内外のがん医療領域において,共感疲労という現象は経験的には広く認められていたにも関わらず,その詳細についての実証的な検討は少なく,特に日本に関して言えば,あまり行われてこなかった。そのような意味で,学術的には,日本人を対象として共感疲労の関連要因,具体的には患者に生じる出来事および看護師の認知的反応を実証的に特定できた点,また,社会的には,研究成果を教育ツールとして手に取ることのできるかたちにし,がん医療現場の看護師の共感疲労予防に繋げることが可能となった点が,本研究のもつ大きな意義と考えられる。
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