研究課題/領域番号 |
17K04433
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
臨床心理学
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研究機関 | 札幌学院大学 |
研究代表者 |
宮崎 友香 札幌学院大学, 心理学部, 教授 (30453286)
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研究分担者 |
田澤 安弘 北星学園大学, 社会福祉学部, 教授 (50360962)
橋本 忠行 香川大学, 医学部, 教授 (80320000)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | 治療的アセスメント短縮版 / 情報収集型伝統的アセスメント / RCT / 自己理解 |
研究成果の概要 |
本研究では、本邦の医療体制や心理臨床業務の現状に合った治療的アセスメント短縮版を作成し、RCT研究を行った。その結果,治療的アセスメント群、従来の情報収集型の伝統的アセスメント群に統計的に有意な差は認められなかったが,両群共に研究協力者の自己理解度が増し,特に検査結果のフィードバックが覚醒度を促進しアセスメントへの高評価に繋がるポイントであることが示された。宮﨑他(2020)の中間報告では,伝統的アセスメント群に比べ治療的アセスメント群の方が「肯定感」が増加していた。今後は安定した分析結果をRCT研究として得るために研究を継続し,先行研究同様各群30~35名のデータ数で再分析し質的研究も行う。
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自由記述の分野 |
臨床心理学,心理アセスメント
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
治療的アセスメント短縮版の研究や治療的アセスメントのRCT研究は,本邦では見受けられない。本研究により,日本の医療体制や心理臨床業務に適した短縮版が開発され,その効果が実証されれば,心理アセスメントに治療的な要素が加わり,今後の本邦における心理アセスメントが心理的な問題で苦しんでいるクライエントにとって,より効果的で満足できるものに変わり得ると考えられる。
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