うつ病遷延化要因の一つである思考反芻を断ち切ることに焦点をおいた反芻焦点化認知行動療法 (rumination-focused CBT , RFCBT)が英国のEdward Watkins教授により開発された。 本研究は、わが国に適したRFCBTの実施法の確立と有効性の検討を目的に、RFCBT治療者用ハンドブックを開発し、研修指導法を確立した。また、研修指導で抽出された課題をRFCBT治療者用ハンドブックに反映させ、改良を図った。そして、5例のうつ病患者にRFCBTを実践し、その実施可能性を確認した。また、RFBCT前後比較研究プロトコール(UMIN000037191)を作成し、実施した。
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