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2022 年度 実績報告書

「ケアリング・コミュニティとしての学校」における教師の専門的力量形成過程の研究

研究課題

研究課題/領域番号 17K04529
研究機関埼玉大学

研究代表者

北田 佳子  埼玉大学, 教育学部, 教授 (60574415)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2023-03-31
キーワード教育学 / 教師教育 / 教職専門性 / ケアリング
研究実績の概要

本研究の最終年度となる令和4年度は、これまでの研究成果から得られた知見を踏まえ、日本の状況や日本の事例における「ケアリング・コミュニティとしての学校」に焦点化し、「ケアリング」という概念が、専門職としての教師の実践と成長にいかなる役割を果たしているのかを明らかにした。
具体的には、まず、「ディープラーニングのための新しい教育法(New Pedagogies for Deep Learning)」(以下、NPDL)という取り組みの概念整理を行い、「深い学び」の実現のために、授業研究とカリキュラム・マネジメントとが有機的に結びつくことで、「ケア」の視点を考慮した「主体的・対話的で深い学び」の実現を目指す教師の専門的力量形成が促進されることを示した。そして、この研究の成果を論文として発表した(「『深い学び』の実現に向けた授業研究とカリキュラム・マネジメントをつなぐために―NPDLの『ディープラーニング』の取り組みに着目して」『学校教育研究』37、8-21頁)。
さらに、日本のある小学校における授業研究の事例を通して、教師が子どもたちを「ケア」する専門的力量を向上させることが子どもの学びの質の向上にもつながるだけでなく、民主的な教室の実現にも深く関与していることを明らかにし、この研究成果を国際学会で発表した(Collaborative Learning for Creating Democratic Classrooms, 10th International Conference of School as Learning Community, 2023年3月5日, 東京大学)。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2023 2022

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件) (うち国際学会 1件、 招待講演 1件)

  • [雑誌論文] 「深い学び」の実現に向けた授業研究とカリキュラム・マネジメントをつなぐために ―NPDLの「ディープラーニング」の取り組みに着目して2022

    • 著者名/発表者名
      北田佳子
    • 雑誌名

      学校教育研究

      巻: 37 ページ: 8-21

    • 査読あり
  • [学会発表] Collaborative Learning for Creating Democratic Classrooms2023

    • 著者名/発表者名
      Yoshiko Kitada
    • 学会等名
      10th International Conference of School as Learning Community
    • 国際学会 / 招待講演

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公開日: 2023-12-25  

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