研究実績の概要 |
経済協力機構(OECD)ほか,オーストラリア,ノルウェー,デンマークの教員養成・教師教育の研究および行政機関に聞き取り調査を実施。各国における教師の資質能力形成をめぐる研究・政策動向の把握と整理に努めた。 調査過程において比較教育研究の課題を示す学会報告を実施(百合田真樹人 (2017. Sep.). "教師教育研究の教師教育研究のエンパワーメント:アメリカのアメリカの教師教育をめぐる動向から", 日本教師教育学会第9期第9期課題研究Ⅱ記録集「教師教育研究の国際化と比較教育の課題」(日本教師教育学会課題研究第Ⅱ部会))のほか,国際的な教師教育における主要課題を指摘し,タイ王国の教師教育環境に適応して示した研究発表(M. Yurita, I. Kagami, R. Hiranaka (2017.10.17). "Stimulating New Model of Learning for the 21st Century: Building Collaboration for Better Teaching and Learning", EDUCA 2017 (Bangkok, Thailand))を実施した。 実地調査を通して,各国の政策担当者,行政担当者を始め,教師教育研究者,実践者との研究ネットワークの構築と強化とに取り組み,十分な成果が得られている。特にオーストラリアの教員スタンダード作成・施行機関であるAITSLからは,具体的スタンダードとその設置プロセス等をめぐる詳細な情報を取得した。
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