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2017 年度 実施状況報告書

教職スタンダードに係わる国際動向調査から教師教育における普遍的知見を探究する研究

研究課題

研究課題/領域番号 17K04553
研究機関島根大学

研究代表者

百合田 真樹人  島根大学, 教育学部, 客員研究員 (40467717)

研究分担者 香川 奈緒美  島根大学, 教育学部, 准教授 (80622399)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
キーワード教師教育 / 国際動向 / コンピテンシー
研究実績の概要

経済協力機構(OECD)ほか,オーストラリア,ノルウェー,デンマークの教員養成・教師教育の研究および行政機関に聞き取り調査を実施。各国における教師の資質能力形成をめぐる研究・政策動向の把握と整理に努めた。
調査過程において比較教育研究の課題を示す学会報告を実施(百合田真樹人 (2017. Sep.). "教師教育研究の教師教育研究のエンパワーメント:アメリカのアメリカの教師教育をめぐる動向から", 日本教師教育学会第9期第9期課題研究Ⅱ記録集「教師教育研究の国際化と比較教育の課題」(日本教師教育学会課題研究第Ⅱ部会))のほか,国際的な教師教育における主要課題を指摘し,タイ王国の教師教育環境に適応して示した研究発表(M. Yurita, I. Kagami, R. Hiranaka (2017.10.17). "Stimulating New Model of Learning for the 21st Century: Building Collaboration for Better Teaching and Learning", EDUCA 2017 (Bangkok, Thailand))を実施した。
実地調査を通して,各国の政策担当者,行政担当者を始め,教師教育研究者,実践者との研究ネットワークの構築と強化とに取り組み,十分な成果が得られている。特にオーストラリアの教員スタンダード作成・施行機関であるAITSLからは,具体的スタンダードとその設置プロセス等をめぐる詳細な情報を取得した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

初年度計画にある実地調査を概ね実施し,各国教育省およびその他ステークホルダーとの研究ネットワークの確立を順調に進めている。研究過程において得られた知見等については,学会報告や招待発表等の機会を活用して積極的に公開・共有を進めることができている。

今後の研究の推進方策

2年目も教師教育実践においてGood Practiceとされている国地域について追加調査を実施し,各国地域に共通する教師教育課題と制度上の特性を明らかにする。また同時に,これまでの調査で得られた知見を情報として共有することに努める。

次年度使用額が生じた理由

年度当初の研究代表者の異動にともない,予定されていた国外調査の実施時期がよく年度にずれ込んでいること,および異動に伴う物品購入手順の整理のために予定している物品購入が1年間ずれ込んでいるためである。繰越額(次年度使用額)は,初年度実施不可能だった国外調査と必要物品購入に充当する予定。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2018 2017

すべて 学会発表 (4件) (うち国際学会 2件、 招待講演 1件)

  • [学会発表] Better Teachers, Better Education?--Teacher as a Key Factor2018

    • 著者名/発表者名
      M. Yurita
    • 学会等名
      Historias de Exito: El porque de la extraordinaria performance educativa en los pases que lideran todos los rankings
    • 国際学会 / 招待講演
  • [学会発表] 学校管理職の意識と責任:教員研修における試行調査から2017

    • 著者名/発表者名
      百合田真樹人・香川奈緒美
    • 学会等名
      日本教師教育学会
  • [学会発表] 教員養成・教師教育における教員養成・教師教育におけるアクティブ・ラーニングの実践課題2017

    • 著者名/発表者名
      香川奈緒美・百合田真樹人
    • 学会等名
      日本教師教育学会
  • [学会発表] timulating New Model of Learning for the 21st Century: Building Collaboration for Better Teaching and Learning2017

    • 著者名/発表者名
      M. Yurita, I. Kagami, R. Hiranaka
    • 学会等名
      EDUCA
    • 国際学会

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公開日: 2018-12-17  

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