最終年度として、本年度は研究成果をまとめることが目標であった。研究成果をまとめるための補足すべき研究資料の収集と整理、3つの国際会議での研究成果発表、そして国際学術誌へ投稿するための論文の作成をおこなったことが主な研究活動であった。研究成果報告書を記すために、いくつかの補完すべき研究資料の提供を受けるために沖縄への資料収集のための研究出張が四月から七月までの期間の主な研究活動であった。七月から八月にかけては、以下に記す三つの国際学会での発表のための準備をおこなった。九月、十月、十一月は、国際会議に出向き、ここまでの研究成果を発表し、さまざま有益なフィードバックや助言批判を、それぞれの視点から得た。招へいされた国際会議を以下に記す。第一に、チェコ共和国のパルデュビジュエ大学のCentre for Ethics as Study in Human Valueが開催した倫理学系の研究会での研究発表、第二に、アメリカ合衆国のコロラド大学コロラドスプリング校で開催された平和に主題を絞った哲学系の国際学会での研究発表、第三に、アメリカ合衆国のメリーランド州・ボルチモアで開催された教育学系の国際学会での発表である。その後、十二月から年度末にかけては最終研究成果報告書をまとめるために論文執筆にいそしんだ。国際学術誌に投稿するための論文の草稿は年度末までに書き上げることができた。しかし、最終投稿、そして研究成果報告書としてまとめたものが論文として掲載されるには来年度へとまたいぐことになっている。
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