研究課題/領域番号 |
17K04618
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
日吉 和子 京都大学, 医学研究科, 特定研究員 (80760248)
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研究分担者 |
大石 直也 京都大学, 健康長寿社会の総合医療開発ユニット, 特定講師 (40526878)
BECKER CARL.B 京都大学, 政策のための科学ユニット, 研究員 (60243078)
福山 秀直 京都大学, 健康長寿社会の総合医療開発ユニット, 特任教授 (90181297)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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キーワード | 看取り教育 / 在宅看護 / 社会福祉 |
研究実績の概要 |
看取り教育開発のために、在宅での看取り経験のある家族介護者を対象としてインタビュー調査を行った。対象は、有料老人ホームで看取りを行った経験のある家族介護者13名及び自宅で看取りを行った家族介護者13名であった。インタビュー内容の文字起こしが終了し、質的分析に入っている。 また、看取り教育開発に必要な情報収集のため、我が国における認知症患者の看取りの現状について調査した。死に対する恐怖については死の恐怖と脳機能に関するの文献レビューを行い、国際学会及び国内学会で発表した。今後はこの知見を看取り教育開発に取り入れていく。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
インタビュー調査ではA町およびB施設にご協力いただき、看取り開発に必要な看取り経験者のインタビュー調査がスムーズに行うことができ、現在は看取り教育プログラム作成に入っている。2年目はプログラム開発とパイロットの実施が予定であり、おおむね順調に進んでいる。
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今後の研究の推進方策 |
本年は看取り教育開発を行い、数名に実施することを計画している。その際に、実施前後での脳画像撮像及びアンケート調査を行い、教育効果の評価をする。主評価は、死への恐怖感情の低減が教育を受けた後では低減するかどうかであり、その評価を受けてプログラム開発の改良を行うことが本年の推進方策である。来年度は改良したプログラムを約15名に実施し、評価を行う予定である。
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次年度使用額が生じた理由 |
インタビュー調査の謝金が発生しなかったこと、予定していた国際学会参加が参加できなかったことによる。
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