学校予算の適切性に関して検証するためには、教育目標と関連づけて学校予算編成を議論する機会を整備することが必要である。そのためには、学校教育の目標と、そのための教育のあり方を明確にすることが必要となる。 適切な学校予算の算定を行うためには、2つの方法が考えられる。第一は、教育目標と予算との関連づけを実際に教育を行う前の計画段階で事前に算定する方法、第二は、教育の成果を踏まえてそれとの関連で適切な予算を事後に算定する方法である。そして研究成果に基づく場合と実際の費用実績に基づく場合とがある。 今後、複数の方法に基づいて多角的に検討し、学校予算に関する議論を積み重ねていくことが必要である。
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