現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
文献等の収集・読解は進捗している。例えば、執行部への権限集中が進められる中、上位下達だけでなく構成員の参加を得た大学運営の在り方についての文献に着目した。例えば、Scott, D., & Scott, S. (2015). Leadership for quality university teaching: How bottom-up academic insights can inform top-down leadership. Educational Management Administration & Leadership, DOI10.1177/174, 1-21.がある。また経営学・組織論からは、例えばE. Lazegaの同僚制や連携モデルについての文献(英語と仏語)を入手し、読解を進めている。 訪問調査(フランス)は、統合が行われたロレーヌ大学やボルドー大学、あるいは統合には向かわずに連携を進めている大学・高等教育機関共同体(COMUE)トゥルーズ連合大学の訪問を行って、課題を浮き彫りにすることができた。また、大学連合団体である大学長会議(CPU)や研究者に全般的な状況や今後の見通しなどについても聞き取りを行った。 アンケート調査については、年度内に意思決定主体の効率性を相対的に評価する手法である包絡分析法(Data Envelopment Analysis: DEA)等を用いつつ調査の構想をまとめ、質問紙の作成を勧めている。また、調査対象となる教職員のリスト(メールアドレス収集)等を行った。
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