本研究では、幼稚園・保育所から小学校への移行期に、発達障害支援等の「特別な配慮」を必要とする幼児を含むインクルーシブ保育における、興味・関心に基づくプロジェクト活動の効果とその展開方法について、保育実践の継続的観察及び保育者からの聞き取り調査の分析により明らかにすることを目的としている。 分析の結果、プロジェクト活動における有効な援助方法を、a 活動発生の契機、b 興味・関心・疑問の発展、c 子どもたちの話し合い、d 問題解決・探究、e ドキュメンテーションの活用、f 個からグループ、クラス集団への広がり、g 地域社会の人々との連携・社会参加、h年齢による違い等の視点から明らかにした。
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