研究課題/領域番号 |
17K04658
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研究機関 | 就実短期大学 |
研究代表者 |
大友 達也 就実短期大学, 生活実践科学科, 教授 (90369497)
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研究分担者 |
黒野 伸子 岡崎女子短期大学, 現代ビジネス学科, 准教授 (70515957)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | 健康管理 / 生涯学習 / 通院控え / 言い伝え / 診療報酬 / 診療明細書 / レセプト / 医療費 |
研究実績の概要 |
日本最古の診療明細書を発見し、日経新聞など全国新聞にとりあげられ、2021年2月に、日本レセプト学会の学術賞を受賞した。この診療明細書、レセプトに関わる書籍を執筆し、同友館より4月に出版した。 該当年度では、追加調査などを視野に入れたが、コロナの影響で難しくデータをとることはできなかった。健康教育におけるセルフマネジメントは重要な鍵となっているが、高齢化が進行すれば、コミュニティの機能、人と人との繋がりも重要になると考えられるため、関係性(ソーシャルキャピタル)は予防、健康増進活動に作用していると考える方向性は変更しない。紐帯の強弱だけではなく、どの段階で関係性がどのように影響しているのかをモデル仮説図をもとに吟味するための分析を行った。本研究ではこの地域差を視野に入れて、高齢者における健康教育の実態を分析し、そのあり方を吟味しているが、地域差が予測していたよりは出ていない。そこで、追加調査を行い、データを分析しようと試みたが、コロナの影響により、訪問調査などはすべて中止となった。現在、方向性を変え、既存のこれまでとったデータを活かし、コロナによって通院を控えるという現象についても視野に入れる研究を進める予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
実証研究として考え研究を試みてきたが、コロナの影響で他県からの訪問は厳しく、計画とは大きくことなる方向となった。しかしながら、コロナ関連の情報が本研究に関係している有益な情報もあると考え、研究に取り組んでいる。方向を何度か変更し、情報収集を中断するなど計画どおりなっていない状況であるため、遅れている状況である。
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今後の研究の推進方策 |
これまでのデータを分析し、まとめる作業を主に行う。論文等にまとめる段階にあたり、コロナの影響に関する先行研究情報を取り込みながら整理する予定である。
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次年度使用額が生じた理由 |
コロナの影響でインタビュー調査は今年もできなかった。次年度も難しい可能性が継続するため、変更し、これまでの収集したデータのなかだけで分析することとし、報告書としてまとめる方向に切り替える。分析方法を変更しているため、関係する書籍等の購入追加や分析に関わるコピー、印刷費用を次年度で必要となる。
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