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2020年度は、イランの思考表現スタイルを明らかにするため、入手できた資料と文献の読み込みを行い、文献メモの整理およびデータとしての計量的なまとめと知見のまとめを行った。具体的には、翻訳済の小学校１年から高校３年までの作文教科書を読み、作文の種類（ジャンル）、作文構造・様式、書き方と概念の発展過程、繰り返し現れるテーマ、作文教育に現れる価値観を抽出した。さらに、小学校の社会科の教科書、高校の歴史教科書とシーア派イスラーム学教科書の分析を行い、ペルシャ語および作文教育における「書き方」との関連から歴史と宗教に現れる「語り方」に現れる思考の型と表現の型の特徴を抽出した。調査の内容と知見については、論文を執筆中のため、論文刊行を通じて公表したい。
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