研究課題/領域番号 |
17K04701
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研究機関 | 目白大学 |
研究代表者 |
横田 和子 目白大学, 人間学部, 専任講師 (80434249)
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研究分担者 |
丸山 英樹 上智大学, グローバル教育センター, 准教授 (10353377)
山西 優二 早稲田大学, 文学学術院, 教授 (50210498)
佐藤 仁美 目白大学, 人間学部, 専任講師 (70584291)
小関 一也 常磐大学, 人間科学部, 准教授 (80267434)
岩坂 泰子 広島大学, 教育学部, 准教授 (80636449)
林 加奈子 桜美林大学, 心理・教育学系, 講師 (90458737)
山中 信幸 川崎医療福祉大学, 医療技術学部, 教授 (90758533)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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キーワード | 難民問題 / 市民性教育 / 国際理解教育 / 教材開発 / 当事者性 |
研究実績の概要 |
初年度は、市民性教育や開発教育、社会科教育の分野などにおいて、これまで作成されてきた国内外の難民に関する教材を収集・分析するほか、教材開発に示唆を得るべく難民当事者を招いた研究会の開催、海外で多く出版されている難民をモチーフとする絵本に学ぶ活動、またそうした絵本を活用するドラマワークやアートワークの実践を検討するなどの活動を行なった。可能な限りオープンな形での教材開発を行うため、2017年度には、日本国際理解教育学会の研究実践委員会の枠組みで4回の公開研究会を実施したほか、日本国際理解教育学会研究大会の特定課題研究で報告を行った。 本研究では「きれいごと」「他人事」に終始しがちな従来の理解・学びを越え、国際理解教育を「自分ごと」にして行くことを念頭に、「当事者性」「市民性」「社会参加」を改めて問うこととし、教材の開発においては知識理解を超え、感性や身体性を重視した行動や価値観の変容を促すきっかけとなるものを目指すために、「ライフストーリー」「アート」「絵本」「場・コミュニティづくり」、更には話し合い学・プロセスワーク・U理論などもキーワードにしながら進めている。 2年目は2018年度日本国際理解教育学会研究大会の特定課題での報告・協議を行い、また継続して4-5回の公開研究会を行う予定である。同時に、作成中の教材の試験的な実践、またアウトプットに向けて検討を開始する。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
開発中の教材は実践を重ねて内容の改善を行うべきところだが、学校での実践などをめぐり、調整に予定より時間がかかっている。
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今後の研究の推進方策 |
学校での実践は整い次第実施する。また、公開研究会を昨年同様に5回程度実施するほか、メンバー間で教材の成果の出し方に向けた議論を行っていく。
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次年度使用額が生じた理由 |
基礎研究の進行具合から、海外調査を2年目に行うことにしたこと、また学校での教育実践の日程調整に時間がかかり、次年度での実戦となったことから、次年度に予算を送った。
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