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2021 年度 実施状況報告書

学校教育と児童文化に根差した小学校語彙学習指導法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 17K04744
研究機関群馬大学

研究代表者

河内 昭浩  群馬大学, 共同教育学部, 准教授 (10625172)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2023-03-31
キーワード語彙指導
研究実績の概要

これまでの児童図書、小学生新聞、教科書の調査データを集約し、「小学校教科書語彙の研究(2)」(群馬大学共同教育学部『群馬大学教育学部共同教育学部紀要 人文・社会科学編』第71巻、39-49頁)としてまとめた。児童生徒周辺の学校内外の語彙を調査し、包括的に学習すべき語彙を明らかにした現代的研究は他にない。教科書が、児童図書や小学生新聞の語彙をどの程度カバーしているかを、カバー率のデータによって明らかにした。また、図書、新聞、教科書いずれにもある語を基礎語、図書や新聞に多いにもかかわらず、教科書にはない語を学習語とし、その実態を品詞別に明らかにした。
また今後の語彙指導研究の在り方について、「語彙指導のさらなる充実にどう取り組むか」(『教育科学国語教育』第64巻2号、明治図書、50-53頁)で提言を行った。これまでの研究成果を整理するとともに、学年、校種別の学習語彙表の必要性を説いた。
また学会発表として、以下の二編を発表した。「小学生新聞の語彙と教科書の語彙」(全国大学国語教育学会第140回春期大会(オンライン)、『国語科教育研究 研究発表要旨集』、229-232頁)、「「国語の特質」研究の多様化―「知識及び技能」の活性化のために―」(第141回全国大学国語教育学会世田谷大会(オンライン)『国語科教育研究 研究発表要旨集』、211-214頁)。前者は新聞と教科書の比較である。後者は、生徒の語彙実態を分析し、これまでの調査データと重ねて報告した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

行動制限により、文献調査や、小中学校における児童生徒の語彙調査などを行うことが難しく、図書等のデータを補完することができなかった。
またデータの分析に時間を要し、研究を公表する機会が十分ではなかった。

今後の研究の推進方策

学会発表等を通じて、研究成果を公表していく。

次年度使用額が生じた理由

行動制限のため図書館や小中学校等での調査が遅れたため。またデータの分析に時間を要し、公表の機会が十分ではなかったため。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2022 2021

すべて 雑誌論文 (2件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] 小学校教科書語彙の研究(2)2022

    • 著者名/発表者名
      河内昭浩
    • 雑誌名

      群馬大学教育学部共同教育学部紀要 人文・社会科学編

      巻: 71 ページ: 39-49

  • [雑誌論文] 語彙指導のさらなる充実にどう取り組むか2022

    • 著者名/発表者名
      河内昭浩
    • 雑誌名

      教育科学国語教育

      巻: 64 ページ: 50-53

  • [学会発表] 小学生新聞の語彙と教科書の語彙2021

    • 著者名/発表者名
      河内昭浩
    • 学会等名
      全国大学国語教育学会第140回春期大会
  • [学会発表] 「国語の特質」研究の多様化―「知識及び技能」の活性化のために―2021

    • 著者名/発表者名
      山室和也,河内昭浩,中村和弘,宮城信
    • 学会等名
      全国大学国語教育学会第141回春期大会

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公開日: 2022-12-28  

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