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2019 年度 実績報告書

法的推論に基づく子どもの深い思考体制を育成する主権者教育の学習理論・実践開発

研究課題

研究課題/領域番号 17K04755
研究機関上越教育大学

研究代表者

中平 一義  上越教育大学, 大学院学校教育研究科, 准教授 (50758597)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
キーワード主権者教育 / 法教育 / 法的推論 / 教材開発 / 社会科教育
研究実績の概要

本研究の目的は、社会的・政治的事象と、子どもの認識との間に存在する乖離を架橋することができる主権者教育の学習理論の構築と教材開発、その実証研究 である。本研究では、法学教育における法的推論を身につける教育方法を活用した主権者教育の研究を行う。  具体的には、次の6つの研究を目的達成のステップとする。つまり、(1)法学における法的推論の内容とそれらを育成するための理論研究、(2)法的推論を社会科教育で 活用するためのプロジェクト型学習(プロジェクトベースドラーニング)の理論研究、(3)(1)や(2)を踏まえた主権者教育の学習理論の構築、(4)(3)の構築のために、アメリカ合衆国のナショナル・イシューズ・フォーラムズ(以下、NIF)の熟議民主主義フォーラム活動の研究、(5)(1)から (4)を踏まえた教材開発、(6)開発した教材の実証的研究である。
最終年度は、これまでの研究の成果から(5)の教材開発、及び、(6)の実証的研究を行った。教材開発は、中学校社会科だけでなく、高等学校の公民科を対象としたものを作成した。中学校社会科の実証的研究については、神奈川県、新潟県、福島県の中学校でそれぞれ1回、東京都の高等学校で2回実施した。さらに、本研究の主たる目的でもある熟議の研究成果を反映し、さらに、ICTを活用して他県の中学生をオンラインでつないで授業を行った。また、その成果を、論文や学会等で発表した。

  • 研究成果

    (7件)

すべて 2020 2019

すべて 雑誌論文 (6件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 主権者教育への熟議民主主義の応用可能性に関する研究2020

    • 著者名/発表者名
      中平一義
    • 雑誌名

      明治大学教職課程年報

      巻: 42 ページ: 49-59

  • [雑誌論文] 新科目「公共」とどう向き合うか2020

    • 著者名/発表者名
      中平一義
    • 雑誌名

      上越教育大学研究紀要

      巻: 39(2) ページ: 495-508

  • [雑誌論文] 見方・考え方を働かせる授業の一考察2020

    • 著者名/発表者名
      中平一義
    • 雑誌名

      中平研究室『法教育研究』

      巻: 3 ページ: 70-76

  • [雑誌論文] 法教育の学習理論-中学校社会科公民的分野を例にして2020

    • 著者名/発表者名
      中平一義
    • 雑誌名

      中平一義編著、村松謙法律監修『法教育の理論と実践-自由で公正な社会の担い手のために』

      巻: - ページ: 36-56

  • [雑誌論文] 模擬裁判学習における子どもの法的思考に関する研究2019

    • 著者名/発表者名
      中平一義
    • 雑誌名

      上越教育大学研究紀要

      巻: 39(1) ページ: 141-153

  • [雑誌論文] 法的な契約概念を理解させるために効果的な教育内容に関する研究-ワークルールに対する子どもの認識から2019

    • 著者名/発表者名
      中平一義
    • 雑誌名

      法と教育学会『法と教育』

      巻: 9 ページ: 51-59

    • 査読あり
  • [学会発表] 法的推論に基づく主権者教育の学習理論に関する一考察2019

    • 著者名/発表者名
      中平一義
    • 学会等名
      日本社会科教育学会 第69回全国研究大会(新潟大会)

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公開日: 2021-01-27  

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