子どもの走力と投力を高める汎用的なアクティビティの開発と普及

2020 年度 実施状況報告書

• 研究課題/領域番号: 17K04769
• 研究機関: 愛知教育大学
• 研究代表者: 森 勇示 愛知教育大学, 教育学部, 教授 (90345942)
• 研究期間 (年度): 2017-04-01 – 2022-03-31
• キーワード: 体力向上プログラム / 走力 / 投力 / アクティビティ

研究実績の概要

子どもの「走力」「投力」を向上させるための汎用的なプログラムの開発を目的として、これまで愛知県内の小学校を中心に研究的実践を行ってきた。
「走力」目的のプログラムとして「変形ダッシュ」「面白レース」「面白リレー」を、また「投力」目的のプログラムを「紙鉄砲課題」「シャトル投げチャレンジ」「ボックス押しゲーム」として体育授業の中で実践してきた。またプログラムを「アクティビティ」として簡便な準備のもと、小学校の全学年でも実践してきた。
「アクティビティ」の修正点も以前より明らかになった。本年度は新型コロナウィルス感染拡大防止のため学校での実践が中止となった。次年度は感性防止対策を講じて実践に臨み実践校と回数を増やす予定である。

現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

これまで、16校の小学校で実験的な実践が実施された。その中で「アクティビティ」の取組について肯定的に受け容れられた状況は、子ども（99％）、教師（90％）となった。「走力」プログラムについて、さらに実践数を増やすための効率性を上げて実施する必要がある。
昨年度、新型コロナウィルス感染拡大防止のため学校での実践が中止となった。

今後の研究の推進方策

2021年度は次のプログラム、研究を行う。
１，修正版運動プログラムのさらなる実施数を増やす。
２，体育授業として計画し「走力」「投力」の測定結果を分析する。
３，子どもと教師に対する「アクティビティ」の受容の状況を調査する。
４，新型コロナウィルス感染拡大防止を踏まえた実践を行う。