研究課題
基盤研究(C)
本研究は、2本の柱から成る。第1の柱は、教員養成段階あるいは保育者養成段階のパフォーマンス評価を開発することである。第2の柱は、音楽的経験において、学習がどのように拡張されるのか、エンゲストロームの活動理論に依拠し、分析・可視化することである。前者に関しては、米国のVALUEプロジェクトに依拠して開発した「対話的事例シナリオ」を基盤として、大学生の学習の深化・拡張について検討した。後者については、複数の音楽的経験の事例について学びの多様性を可視化した。
音楽科教育
本研究では、これまでの取り組みを基盤とし、乳幼児教育、初等教育、療育現場における音楽的経験に関する評価方法や分析方法を開発・実施した。音楽的経験の相違によって、子ども達の学び(遊び)がどのように拡がり、深まるかを可視化することにより、子どもの生活世界や成長に関する実践者の解釈の幅を拡げることができる。