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2017 年度 実施状況報告書

3DCG制作を中心とした美術教育表現指導における協同学習の効果

研究課題

研究課題/領域番号 17K04772
研究機関三重大学

研究代表者

上山 浩  三重大学, 教育学部, 教授 (90223510)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
キーワード美術教育 / 表現領域 / 3DCG / アニメーション表現 / 協同学習
研究実績の概要

本研究は,小・中学校の美術教育の授業として3DCG制作を教材として円滑に実施できるようにすることを課題とした基礎研究の一部であり,特に協同学習の効果を有効に援用することによりその指導法を確立することを主な目的とする。また,その過程において,美術教育の表現領域一般における協同学習の機能の理解を掘り下げることにより,美術教育のアクティブ・ラーニングとしての特徴を明瞭にすることも副次的な目的としている。本年度は,途中経過として以下を行った。
①既取得データを再検討し,学習者の表現活動に見られる躓き,学習者間のコミュニケーション質,学習の成立状況について確認した。その過程で,学習者の表現活動に見られる躓きとして,技術的な要因に対する表現へのモチベーションの影響の大きさ,及び,学習の成立状況においても表現内容以外の観点からのモチベーションの影響の大きさが再認識された。
②既存の実験用システムを元にそれを改変する形で予備実験用システムの設計をすすめた。加えて,既存システムとは全く異なったハードウエア,ソフトウエアによるシステム構築についての可能性の検討を始めた。
③暫定的な予備実験用のシステムにて,大学生学習者とした予備実験を行い,基礎データを収集した。主な基礎データとしては,学習者からの聞き取り調査内容として,特に,過去の調査との比較から3DCG制作自体への関心の変化とコンピュータシステムの使用に対する意識の変化が見られた。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

既存の実験用システムにて用いてきたソフトウエアについて,使用するハードウエアの最新OSが対応しない状態となった。現在OSを更新せずに暫定的なシステムにてデータ収集を行いながら,当該ソフトウエアのアップデートを待っている状態にある。

今後の研究の推進方策

上述の状況であるため,本実験用システムの構築に際して,基本的な事項から再構築を行うか否かを検討中である。

次年度使用額が生じた理由

(理由)既存の実験用システムにて用いてきたソフトウエアについて,使用するハードウエアの最新OSが対応しない状態となった。現在OSを更新せずに暫定的なシステムにてデータ収集を行いながら,当該ソフトウエアのアップデートを待っている状態にある。このような状況であるため,本実験用システムの構築に際して,基本的な事項から再構築を行うか否かを検討中であり,そのことにより,予定よりも予算の執行が遅れる状態にある。

(計画)平成30年度以降に行う実験用システム構築の為のハードウエア・ソフトウエア等に使用する。

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公開日: 2018-12-17  

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