研究課題/領域番号 |
17K04788
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
佐藤 園 岡山大学, 教育学研究科, 教授 (80154061)
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研究分担者 |
篠原 陽子 岡山大学, 教育学研究科, 教授 (50335832)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | ESD / 環境教育 / 家庭科 / 米国 / Standards / カリキュラム開発 / 授業開発 / 衣生活学習 |
研究実績の概要 |
本研究は、我が国の教育改革で学校・教科教育に求められたカリキュラム編成・授業構成の課題を解決する示唆を得るために、①環境教育先進国と言われる米国で開発された環境教育・ESDのプログラム・指導資料等の収集・分析から、我が国の家庭科に導入可能な方法論を析出し、②その方法論に基づき、米国環境教育Standardsを基盤とした系統性・体系と我が国の新学習指導要領に示された教育内容との整合性を持つ「衣生活学習のカリキュラムと教授書による授業」を開発し、③小・中・高等学校の家庭科授業実践による有効性の検証を通して、④家庭科独自の見方・考え方の獲得を目指す「ESDを視点とした小・中・高等学校家庭科衣生活学習のカリキュラム・授業」開発とその方法論の探求を目的とする。 研究初年度となる本年度は、計画に従い、平成24~28年度科学研究費を得て進めた研究成果を国際学会で報告すると共に、平成28年度に大学の教養教育科目として実施した「ESDを視点とした授業科目(生活と環境)」の実践とその分析・結果を日本教科教育学会でポスター発表し、岡山大学教師教育開発センター紀要に投稿した。 また、研究協力者の協力を得て開発した「衣生活学習カリキュラム」の中学校での実践・分析を行い、その前段階となる来年度の小学校のカリキュラム開発に向けて、学会等で資料等の収集を行うと共に、新学習指導要領に示された衣生活学習の分析と教材の検討を行った。 さらに、本研究の基盤となる米国環境教育Standardsを再分析する方向性の検討を行い、米国のESDや環境教育関係の資料の収集を開始した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
「研究実績の概要」に述べたように、本年度の計画に従い、研究をほぼ遂行することができた。
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今後の研究の推進方策 |
初年度の開発研究を継続して行い、来年度は、小学校のESDを視点とした衣生活学習のカリキュラムと授業を開発し、学会で報告する。開発した授業に関しては、来年度内に小学校で実践し、その分析から問題点を把握したい。 米国環境教育Standardsに関しては、本年度検討した再分析の視点に従い、分析を行い、本研究のカリキュラム・授業開発に資するようにStandardsの構造化を試みたい。 研究に必要な資料等の収集に関しては、引き続き、学会出席や図書館等の利用を通じて、行っていきたい。
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次年度使用額が生じた理由 |
本研究の研究成果に関しては、毎年、国内の学会と可能であれば国際学会で報告したいと考えている。本年度に関しては、8月に国際家政学会アジア地区会が東京で開催されたため、国際学会に出席するための海外旅費が発生しなかった。 平成30年度に海外で開催される国際家政学会アジア地区会か国際家政学会Leaders Meetingで研究発表を行う旅費等に使用したいと考えている。
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