研究成果の概要 |
本研究では、幼小接続期の子供を対象とした横断的・縦断的調査の考察を通して,幼小接続期において形成したい確率概念の内容として,①不確定な事象の認識(日常の事象には,確実に起きる事象,不確定な事象,不可能な事象があることを認識すること),②確実性の度合いの認識(不確定な事象には,起こりやすいことと起こりにくいことがあることを認識すること)を定めるとともに,Vinner, S.&Hershkowitz, R.による共通概念経路の検定を通して得られた確率に関する異質の問題間の認知経路に基づき,玉引きの問題(あたりやすさの判断)の学習材を開発するとともにその問題提示の順序を提案した。
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