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2019 年度 実績報告書

リテラチャー・サークルを取り入れたアクティブ・ラーニング型授業の研究

研究課題

研究課題/領域番号 17K04798
研究機関愛媛大学

研究代表者

立松 大祐  愛媛大学, 教育学部, 准教授 (10756828)

研究分担者 多良 静也  高知大学, 教育研究部人文社会科学系教育学部門, 教授 (00294819)
池野 修  愛媛大学, 教育学部, 教授 (70294775)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
キーワードリテラチャー・サークル / アクティブ・ラーニング / 話し合い活動 / 英語コミュニケーション能力 / 英語授業改善
研究実績の概要

本研究の目的はアメリカのL1教育での取組を出発点としているリテラチャー・サークル(LC)の取組を、英語コミュニケーション能力向上のための教授法として有効か検証することである。中学校における英語授業改善のための有力な教授方法として提案したい。
具体的内容の1つ目は米国のL1教室でのLCの実践から、日本の教室に取り入れるための内容や方法を研究することである。本年度はSan Francisco International High School(米国)の英語学習者(移民の生徒)のためのLC授業を観察し、資料収集と担当教員との情報交換を行った。また、Wilkins Public School(豪州)においては小学生へのLC実践の観察から指導と評価の方法について知見を得ることができた。
2つ目はLCを取り入れた実践を中学校で行うことである。愛媛大学教育学部附属中学校では前年度に3年生での実践が可能になった。今年度、2年生2学期後半から実践することができた。これらの実践と研究から、多くの教員が実践できるLCの指導手順を整理することができた。
3つ目は、LCはコミュニケーション能力育成のための効果的な方法か検証をすることである。話合い活動の録画と談話分析から、生徒の英語使用の変容を捉える研究を行った。分析はグループの会話語数と、各生徒(役割)のターンテイク数、1語発話数、2語発話数、句発話数、文発話数、日本語使用数の点から行った。データ数が少ないため一般化することはできないが、LCを行うごとに会話総語数や文発話数が増加していることが確認された。また、生徒の自由記述からコミュニケーション能力向上を自覚できるという記述が多く確認された。研究成果は四国英語教育学会と英語授業研究学会、カリフォルニア州立大学サクラメント校で口頭発表を行った。また、英語授業研究学会紀要において論文発表を行った。

  • 研究成果

    (6件)

すべて 2020 2019 その他

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (3件) (うち国際学会 1件) 備考 (1件) 学会・シンポジウム開催 (1件)

  • [雑誌論文] 英文を読んで話し合う協同学習の授業モデルづくり-リテラチャー・サークルの実践から-2020

    • 著者名/発表者名
      立松大祐、河野圭美
    • 雑誌名

      英語授業研究学会紀要

      巻: 28 ページ: 109-120

    • 査読あり
  • [学会発表] 英文を読んで話し合うアクティブ・ラーニング型協同学習の指導モデルづくり-中学校でのリテラチャー・サークル実践からー2019

    • 著者名/発表者名
      立松大祐・河野圭美
    • 学会等名
      第31回四国英語教育学会愛媛研究大会
  • [学会発表] 生徒を変えるアクティブ・ラーニング型の言語活動の実践ー生徒は話合い活動中に何を話しているのかー2019

    • 著者名/発表者名
      立松大祐・河野圭美
    • 学会等名
      英語授業研究学会設立30周年記念第31回全国大会
  • [学会発表] The benefits and challenges of using literature circles in Japanese EFL classes2019

    • 著者名/発表者名
      Daisuke Tatematsu
    • 学会等名
      5th Interdisciplinary Conference in the Humanities
    • 国際学会
  • [備考] 「深い学び」を目指す言語活動について-中学校での教科書本文を活用した話し合い活動の提案-

    • URL

      https://ten.tokyo-shoseki.co.jp/ten_download/2020/2020024033.html

  • [学会・シンポジウム開催] 5th Interdisciplinary Conference in the Humanities2019

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公開日: 2021-01-27  

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