研究課題/領域番号 |
17K04830
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研究機関 | 武庫川女子大学短期大学部 |
研究代表者 |
大津 尚志 武庫川女子大学短期大学部, 幼児教育学科, 講師 (40398722)
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研究分担者 |
橋本 一雄 中村学園大学短期大学部, その他部局等, 講師 (30455084)
松井 真之介 神戸大学, 国際文化学研究科, 協力研究員 (70533462)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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キーワード | フランス / 市民性教育 / 公民教育 / 憲法学 / 宗教 |
研究実績の概要 |
フランスにおける市民・道徳教育と共和国の価値に関する研究を、今年度は各自のペースで行うことが多かった。メールで互いに連絡をとりあうほかは、メンバーがすべて会員であるフランス教育学会(9月、於放送大学東京文京学習センター)にあつまり、研究の進捗状況について話し合い、今後の研究の計画をたて、情報の交換を行った。今後研究代表者の大津は公立学校、研究分担者の橋本と松井は私立学校(イスラム系ほか)を中心に、フランスの市民・道徳教育について宗教との関連にもとくに注目をはらいながら、研究をすすめていくことを確認した。 研究代表者である大津尚志の実績としては、ペーパーとして、書籍1点(分担執筆、「フランスの教育課程実施体制」)、論文1点(「フランスにおけるフェリー退陣以降の道徳・市民教育(1885-1912)」)、図書紹介1点、学会発表1回、学会以外の発表2回(うち1回は招待講演)がある。 研究分担者である、橋本一雄の実績としては、ペーパーとして、書籍1点(分担執筆、「教職に求められる倫理とは何か」)、学会発表1回、学会以外の発表3回(うち2回は招待講演)がある。 研究分担者である、松井真之介の実績としては、ペーパーとして論文1点(学会誌、査読有、「フランスにおけるムスリム学校の取り組みとその拡大」)、書評1点がある。学会以外の発表としては、2回(うち招待講演1回、英語発表1回)がある。 各自、成果をあげることができていると考える。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
平成29年度は研究代表者、分担者ともに業績をあげることができた、諸般の事情により3名で集まれる機会が1度しかとれなかった。その点、各自で研究している要素が高まった。平成30年度は渡仏の予算を計上しており、平成30年度、さらに31年度にむけて研究をすすめていく所存である。
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今後の研究の推進方策 |
平成30年度春は渡仏を予定している。すでに、それにむけての渡航先との連絡調整や、渡航後の行動予定をたてている。9月には関係者全員が所属する学会があるので、そのときに集まってさらなる話し合いをすすめ、研究計画をたてる予定である。
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次年度使用額が生じた理由 |
物品購入費が見込みほどかからなかった。次年度は図書購入の予定などがあるので、それにより使用する予定。
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