• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2019 年度 実施状況報告書

幸せに生きる基盤としての家庭科食領域授業と形成的評価規準の開発

研究課題

研究課題/領域番号 17K04850
研究機関上越教育大学

研究代表者

佐藤 ゆかり  上越教育大学, 大学院学校教育研究科, 准教授 (40510813)

研究分担者 光永 伸一郎  上越教育大学, 大学院学校教育研究科, 教授 (20260549)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2022-03-31
キーワード家庭科 / 食領域 / 授業 / 評価 / 日常生活 / 健康 / 安全 / 生活の基盤
研究実績の概要

本研究の目的は、幸せに生きる基盤としての心身の健康につながる食生活を営む力の育成を目指すものであり、家庭科食領域における授業開発とその評価としての形成的 評価規準の検討を目的とするものである。研究初年度及び翌年度に行った調査及び資料収集とそれらのデータ整理に基づき、学会発表等を行った。具体的には、幸せに生きる基盤としての心身の健康につながる食生活を営む力の育成を「安全・健康」の視点から検討するために行った調査の結果を、日本家政学会第71回大会(演題:防災専門学科における防災教育にみる家庭科教育の可能性と課題(1))及び日本家庭科教育学会第62回大会(演題:教科等横断的学習」実践校に見る家庭科教育の位置 -防災系専門学科設置校「宮城県多賀城高校」を事例として-)で報告した。また、家庭科食領域における授業実践と評価規準に関する調査の結果をまとめた(題目:家庭科食生活領域における学習指導と学習評価に関する一考察 上越教育大学研究紀要第40巻第1号掲載予定)。さらに、家庭科教育とはどのような教科であるかについて報告の機会を得たことから、研究内容を踏まえ報告を行った(「家庭科とはどのような教科か」日本教科教育学会編『教科とその本質-各教科は何を目指し、どのように構成するのか-』教育出版)。なお、研究成果の一部をIFHE World Congress 2020にてポスター発表するための準備を行った。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

前年度同様に、学内での教育活動等に割く時間が予想を超えた。前年度、当初の研究計画を修正し、行なう必要があると判断し、そのように行ってきたことから、研究自体は遅れている。

今後の研究の推進方策

幸せに生きる基盤としての心身の健康につながる食生活を営む力の育成を目指した家庭科食領域の授業開発とその評価規準の開発の全体像が明らかになりつつあることから、昨年度よりも時間をかけることができるように計画を修正した。しかし、COVID-19の影響により、学校現場での協力を得ることが難しい部分が生じていることから、その課題についても、検討を進めたい。

次年度使用額が生じた理由

前年度研究計画の一部見直しを行ったため、予定よりも研究が遅れていること、また、勤務校での公務と重なったため予定していたアジア家政学会への参加を見送ったことなどによる。
研究の見直しを行ったため、遅れているデータ及び資料整理を速やかに進め、研究の遅れを取り戻すために、資料整理等補助に対する謝金等や成果発表予定であった内容に関する冊子などを作成する等に支出したいと考えている。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2020 2019

すべて 学会発表 (3件) 図書 (1件)

  • [学会発表] 防災教育に関する専門学科設置校における家庭科教育と防災教育の関係2019

    • 著者名/発表者名
      佐藤ゆかり
    • 学会等名
      日本家政学会第71回大会
  • [学会発表] 「教科等横断的学習」実践校にみる家庭科教育の位置2019

    • 著者名/発表者名
      佐藤ゆかり
    • 学会等名
      日本家庭科教育学会第62回大会
  • [学会発表] 教員養成課程在籍学生の「ホームプロジェクト」にみる家庭科教育の課題2019

    • 著者名/発表者名
      佐藤ゆかり
    • 学会等名
      日本家庭科教育学会北陸地区会第36回研究発表大会
  • [図書] 教科とその本質 各教科は何を目指し、どのように構成するか2020

    • 著者名/発表者名
      角屋重樹・池野範男・佐藤学・草原和博・佐藤ゆかりほか
    • 総ページ数
      191
    • 出版者
      教育出版
    • ISBN
      978-4-316-80483-5

URL: 

公開日: 2021-01-27  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi