①長期集団宿泊活動の教育的効果の測定:平成30年度に引き続き、通年合宿・山村留学施設の浪合通年合宿センター(長野県阿智村)・売木村山村留学センター(長野県売木村)参加者(24名)を対象に、1年間の教育的成果を分析するため、児童用一般性セルフ・エフィカシー測定尺度及び生きる力を測定するIKR評定尺度を年間3回実施した。 ②長期集団宿泊活動の教育的効果に関する測定結果の提供等:浪合通年合宿センター、売木村山村留学センター、グリーンウッド自然体験教育センター(長野県泰阜村)を令和元年5月に訪問し、代表者等に平成30年度の2つの同尺度の測定結果について報告するとともに、平成31年度(令和元年度)以降の調査について協議した。 ③長期集団宿泊活動の具体的成果及び課題の分析:70日間の長期寄宿体験を実施している蓼科保養学園(長野県諏訪市)の具体的な教育的効果を確認するため、抽出した児童が通う諏訪市内小学校の担任教諭(平成30年度:延べ3名、令和元年度:延べ6名)を対象に、当該児童の参加前後における変容等について、インタビュー調査を令和元年7月および10月に実施した。 ④研究成果の発表等:70日間の蓼科保養学園の長期寄宿体験に参加した児童の小学校担任教諭へのインタビュー調査結果を分析しまとめ、「蓼科保養学園の教育的効果:小学校教員へのインタビュー調査から」(Author:瀧直也、平野吉直、坂田和則)を信州大学教育学部研究論集(14:149ー159 2020)において発表した。
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