本研究の目的は、小学校の長期集団宿泊活動の成果を明らかにするとともに、学習効果の高いプログラム・指導方法を分析することである。本研究では、小学校の長期集団宿泊活動を受け入れている青少年教育施設職員へのインタビュー調査、長期の集団宿泊活動に参加している児童を対象にした「生きる力」および「自己効力感」の調査、長期の集団宿泊活動を実施した小学校の教諭へのインタビュー調査を実施した。 その結果、①長期にわたる規則正しい生活を送ることで自立性がはぐくまれること、②仲間との集団生活によって社会性が身につくこと、③自主的で挑戦的な活動の継続によって自己効力感や積極性を育成することが明らかになった。
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