研究課題/領域番号 |
17K04862
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研究機関 | 大阪教育大学 |
研究代表者 |
鈴木 真由子 大阪教育大学, 教育学部, 教授 (60241197)
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研究分担者 |
奥谷 めぐみ 福岡教育大学, 教育学部, 准教授 (20636162)
大本 久美子 大阪教育大学, 教育学部, 教授 (30548748)
加賀 恵子 弘前大学, 教育学部, 准教授 (20805981)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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キーワード | 生活設計リテラシー / 消費者教育 / キャリアデザイン / カリキュラム |
研究実績の概要 |
研究の最終年度である2019年度は、それまでの成果を踏まえた上で、以下のような研究活動に取り組んだ。 1)中学校における生活設計リテラシー習得に向けた基礎資料の整理:中学校技術・家庭(家庭分野)において、生活設計リテラシーの習得に関わる学習がどのような視点で展開されているのか、先行研究及び学習指導要領の記述等を参考資料として分類・整理した。 2)海外(オーストラリア)における先進的な取組事例の整理・分析:オーストラリアは、低年齢から消費者教育を展開しているだけでなく、教科横断的かつ系統的にカリキュラムが編成されている。その中で、キャリアデザインに関する内容がどのように組み込まれているのか、生活設計リテラシーの習得との関連性がどのようになっているのか、現地視察調査及びウェブ教材 "MoneySmart" に基づいて整理・分析した。なお、現地視察調査の一部は、日本教育新聞(海外の消費者教育シリーズ)で2回にわたって掲載された。 3)関連する実態調査による現状把握:生活設計リテラシーに関連する調査の一環として、Webによる単身者向けの生活スキルの実態を把握した。その成果に基づき、教材としての活用を目指して冊子にまとめた。 4)生活設計リテラシーの習得に向けたカリキュラムの提案と教材開発:1)の基礎資料に基づいて、生活設計リテラシーの習得に向けた中学校技術・家庭(家庭分野)をベースにした3年間のカリキュラムを提案するとともに、授業で活用可能な教材を開発した。生徒用冊子に加え、学習の展開や目的を別途整理した教員用指導書も同時に作成した。
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