研究課題/領域番号 |
17K04863
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教科教育学
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
三宅 幹子 岡山大学, 教育学域, 教授 (80352061)
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研究分担者 |
竹内 和雄 兵庫県立大学, 環境人間学部, 教授 (10639058)
寺澤 孝文 岡山大学, 教育学研究科, 教授 (90272145)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | インターネット / スマートフォン / 中学生 |
研究成果の概要 |
スマートフォン・サミット参加者は,参加者自身と参加者の周囲の仲間について,使用態度・使用方法がより望ましいものになっていくというポジティブな将来展望が得られることが示された。 また,子どものインターネット使用に関して,具体的に行動が明示されるような家族との関わり(例「ルールを明確に決める」)があるほど,ポジティブで自律的な使用傾向があった。インターネット使用開始時期が比較的早い群はその後のインターネット依存傾向のリスクが大きい事,使用開始時点での使用実態がポジティブで自律的であるほどその後の使用実態がポジティブである傾向が示された。
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自由記述の分野 |
教育心理学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
子どものインターネット使用の問題に関して,インターネット使用開始時の使用態度が望ましいだけでなく自律的であるほど後の時点での使用態度やネット依存リスクが低いことを実証的に示し,子ども自身の自律的なインターネット使用態度・スキルを育成する意義について明確にすることができた。また,比較的早期から自分専用のインターネット環境を使用している人はそうでない人と比較して後のインターネット依存傾向が高まりやすい事,家庭での大人の関わりの要点としてとるべき行動を具体的に明確に伝えるような関わりが重要である事など,自律的なインターネット使用態度・スキルの育成に寄与する具体的な示唆を得ることができた。
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